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コーチングとは

卓上盆栽

コーチングとは

​コーチングってなんだろう?

昨今、にわかにコーチングという言葉が巷に溢れるようになったと感じています。

それと同時に「なんだか怪しそう」「宗教みたい」「カウンセリングとどう違うの」といったさまざまな声も聞かれます。

コーチングとはコーチの語源である「馬車」が示すように、ひとりひとりのありたい姿や実現したい未来、つまり目的地やゴールに到達することをサポートするコミュニケーション手法の一つです。コーチと聞くと、スポーツ漫画などの熱血指導のコーチを思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれませんが、コーチングは、コーチがクライアントに目的地までの道筋を一から教え、クライアントがその道筋を言われるがままに進んでいくことでは全くありません。

コーチングはむしろ、道しるべや答えは既にクライアントその人の中に存在していると考えます。コーチングという手法を活用することで、それらを引き出し、クライアント自らが目的地までの道筋を設定し、自ら力強く歩みを進めていく過程がコーチングなのです。

私は日本におけるコーチングの盛り上がりは、日本のこれまでの画一的な生き方や考え方でなく、「もっと自分らしく過ごしたい」「ひとりひとりの多様な価値観をもっと大切にしたい」といった考えが尊重され始めてきたことと無関係ではなく、社会の安定や人間の成熟がもたらしている、喜ばしい動きの一つだと捉えています。

私が提供するコーチングは、クライアントと築く「協働関係」を土台にしてコーチングが進んでいきます。協働関係とは、クライアントとコーチとの関係性に上下の関係やパワーバランスの差はなく、クライアントの生まれながらに既に持っている才能を、コーチと二人三脚で歩みながら引き出していくための、フラットで対等な関係性を意味します。

クライアントにとってコーチの存在はいわば化粧鏡のようなものかもしれません。クライアントは鏡を通して、一人だけでは気付かない、その時々の自分の状態を認識し、自分の根本にある価値観や新しい一面に気づきます。鏡は自分のありのままを正直に写し出し、時には励まし、時には叱咤激励の声をかける応援者でもあります。

私もコーチングを受け始めた頃はコーチングそのものやコーチングの効果について半信半疑でした。

しかしコーチングを学び、自分でもコーチングを受け、またコーチとして活動することを通じて、コーチングはとてもシンプルで理にかなったもので、だからこそ人間の本質にアプローチするパワフルで奥深いものだと気づきました。

コーチングは自分の心から願うありたい姿を真っ直ぐ見つめ、そこに向かう一歩を踏み出すためのお手伝いです。あくまでもありたい姿はあなたの中にあり、勇気を持って一歩を踏み出すのはコーチではなく、あなた自身です。

コーチとは、あなたが思考し、言葉にし、行動を通して目指す姿に変化していく過程を共に歩んでいく相棒と言えるのかもしれません。

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